1588年から1593年にかけて、アクバル帝の時代のムガール帝国で将軍を勤めていたRaja Rai Singhによって建設されたこの要塞は、周囲を掘で囲んだ非常に立派な構造になっています。Suraj Pol(太陽の門)を正門とする城壁の中には37の宮殿、中庭を写真映えさせるような寺院及びあずまや、バルコニーや透かし窓などが点在しています。赤砂岩と白大理石で優雅に建てられた宮殿には素晴らしい鏡のモザイクや彫刻、壁画などがあり、その中でも有名なのが、壁画と大理石のカメオのような彫刻版で装飾されたPhool Mahal (花の宮殿)とHawa Mahal、Badal Mahal、そして Anup Mahalです。
これらの建物の主な見どころはやはり優雅で精巧な大理石彫刻でしょう。宮殿にはまた、ラージプート族の素晴らしい兵器コレクションの数々や、第一次世界大戦時にイギリスからマハラジャのGanga Singhに贈呈されたという、世界で2機しかないという複葉機などが展示されています。